先輩社員の声

事務

金子金物の事務職は、黙々とパソコンに向き合うイメージとはかけ離れています。一般事務や経理事務もしますが、営業事務として社内外の架け橋になる仕事がとても多くなっています。

営業と違って事務は担当のお客様が決まっているわけではないのですが、みんなどのお客様の問い合わせにも責任感強く対応しているのが印象的です。

仕入れ先の方たちに対してもそうで、細かいところまで確認を怠らず、最後まで責任を持ってやっています。

「金子金物の事務」の本音

入社して驚いたことはありましたか?

村澤:歴史が長いし漢字4文字で「金子金物」なので、会社の雰囲気はとても堅いだろうと思っていたんです。他社の会社見学に行ったときはパソコンの画面を見て黙々と仕事をしていたので、金子金物もそんな風にシーンと仕事をしていると思っていました。

でも初めて面接でここに来たとき、事務所では「これどうしてる」「あれどうなった」と明るく声を掛け合いながら仕事をしていたんです。

実際に入社してみても、営業や倉庫の人たちと気軽に「これは〇〇?」と質問し合って、和気あいあいとしています。みんな冗談も言うし、楽しそうな会社だなというのが第一印象でした。

村澤 清美Kiyomi Murasawa

2016年入社(新卒)/水戸市出身/茨城大学 人文学部 卒業

趣味・好きなこと:小説を書くこと、入浴剤を入れたお風呂に浸かること

山本:私は入社して驚いたのは関わる人の多さでした。私も事務職というのはひたすらパソコンに打ち込むものだと思って入社したのですが、働いてみるとお客様はもちろん、倉庫や営業の人と相談をして仕事を進めていくことがとても多かったんです。

よく社長が会社説明会で事務のことを「架け橋」という表現をしているのですが、本当に人とたくさん接する架け橋のような仕事で、こんな事務職は珍しいなと驚きました。

山本 千陽Chiaki Yamamoto

2020年入社(新卒)/水戸市出身/常磐大学 心理学科 卒業

趣味・好きなこと:愛犬とのんびり過ごすこと

村澤:もうひとつ、入社してからイメージが覆されたことがありました。先入観では、金子金物は歴史が長いし、法人向けの企業なので新しいことは増えないと思っていました。でも実際は新規のお客様が次々と増えるし、取扱商品もどんどん増えていくんです。仕入れ先や値段、商品の品番や成分まで日々変化していて、歴史は長くても変化し続けている会社だと感じます。たくさんの商品を覚えても、また新しい商品が増えるのは大変ではあるのですが、いつまでも学ぶことがあり面白いです。

あと、事務職はコピーやお茶を運ぶような雑用から始めるというイメージでしたが、そうではなくて、新人は新人なりにお客様との仕事をどんどん任されていくので、やりがいがある仕事だと思いました。

金子金物の事務をしていて、どんなことが面白いですか?

青木:この仕事をしていると、日本全体に興味が湧いてきます。本社からの配送については関東や東北が主なのですが、メーカーから直送する品物の場合、九州や関西のホームセンターに手配することも結構多いんです。

そういった色々な土地の店舗スタッフの方とやり取りをしていると、ニュースを見ていても「〇〇でこんなことが起きたけど大丈夫かな」と思うようになって、視野が広がった気がします。

それに、相手の方のお人柄が良いと、「こんな感じの人がいっぱいいるところなのかな」と、その土地自体のイメージも良くなって、行ってみたい土地が増えました。その土地に知り合いが増えた気がしてきちゃうんです(笑)。だから私も、茨城県代表として素敵な対応ができたらいいなと思っています。

青木 朋子Tomoko Aoki

シオン短期大学 英語科 卒業

趣味・好きなこと:読書(マンガ・小説)、睡眠、3度の食事、チョコレート

有田:私は、毎日のタスクを終わらせることにやりがいを感じています。金子金物の事務は、結構業務が多くて、しかも優先順位を付けようとしても優先順位が高いものばかりなんです。入社当初はそんな状況にてんやわんやしましたが、今は何となく仕事の全体が見えてきて、忙しいときでも自分のなかで整理をしながら、色々な業務を一度にこなせるようになってきたように思います。

いつも1日のうちに終わらせる仕事をチェックリストに書き出しているのですが、それが全部埋められると「終わった!」っていう大きな達成感があるんです。そうやって家に帰ると大好きな母のごはんが待っていて、毎日が充実しています。

有田 里紗子Risako Arita

2018年入社(新卒)/茨城大学 教育学部 卒業

趣味・好きなこと:舞台鑑賞、母が作ってくれるごはん

村澤:有田さんは本当にいっぱい仕事を同時に進めているので、たまに漫画みたいに足がうずまきを巻いて走っていて、見ていて面白いですよ(笑)。

山本:私が面白いと感じたのは、物の値段の仕組みがわかってきたことです。入社前は完全な消費者として品物や値段を見ていました。でも入社したことで、「このメーカーは納期が早いけど単価が高い」「このメーカーは時間がかかるけど安い。だけど扱いは箱単位」など、そういった状況をふまえて、お客様に提案する単価を決めていくのだとわかりました。

「ああ、こういう風に世の中では物の値段が決まっていくんだ」と知ることができて面白いです。

働くうえで、どんなことを大切にしていますか?

村澤:「私が相手だったらどうしてほしいだろう」と考えて仕事をしています。例えばお客様から注文をいただき、その後こちらから連絡をしなければ、お客様は納期や値段など「どうなったんだろう」と気になると思うんです。

あとは、お客様が初めて扱う商品があったら、私だったら「資料を1枚でも添付してほしい」とか「図面が欲しい」と思うので、資料を付けるようにしています。仕入れ先に対しても、注文書に型番が書いてあったら助かるので、型番を書き入れます。そういうことは常に考えるようにしています。みんなには「実際にやってることと違くない?」と言われてしまうかもしれないんですが(笑)

山本:実際に村澤さんの働き方を見ていて、すごく相手のことを考えているので尊敬しています。

私たち事務員が起こした伝票というのは、倉庫の人たちが見て商品をピックアップするために使うのですが、村澤さんが書く伝票には「客注棚にあります」や「〇日に入荷します」などと丁寧に書かれていて、相手のことを考えているというのがすごくわかるんです。

青木:私の場合、朝礼のときに読んでいる「気付いたときにすぐ対応することが成功の秘訣」という言葉を大切にしています。実は初めはピンとこなかったのですが、後まわしにしたことを「あのときやっておけばよかった!」と後悔したことが何度かあり、「あの言葉は確かにそうだな」と思うようになりました。

気付いたらすぐやれば、何事も問題無くスムーズにできるし、むしろ良い方に進んでいくことが結構あります。

3人の子育てをしているのですが、そういった仕事以外のことでもこの考え方は活かせています。

今までどんな風に成長してこられましたか?

山本:責任感を持って行動できるようになってきたかなと思います。学生の頃のアルバイトでは責任を実感することは無かったのですが、社会人として働きだして、「自分がミスをするとお客様に迷惑がかかる」ということを業務のなかで知っていきました。

そこで意識をするようになったのは「正確さ」です。私はまだお客様の問い合わせを判断する知識があまり無いのですが、お客様からなるべく正確にサイズや品番などをお聞きして、その情報を正確に上司や営業に伝えています。

先輩から見たらまだまだかもしれませんが、業務への責任感は強く感じているので、以前よりは人間として成長できたように思います。

村澤:山本さんは大きいミスが少ないです。例えば数量を間違うとか、商品名を間違って倉庫の人に伝えてしまうとか、そういうミスが少なくてすごくしっかりしています。山本さんが書いた伝票をチェックしても、情報が抜けていることはほぼありません。山本さんは石橋を叩いて渡るタイプですね(笑)。

山本:でも正確性を大事にするあまりスピードがまだ遅いので、そこはこれから意識したいです。たくさんの商品についてもまだ全然把握できていなくて、お客様から電話を受けてもすぐに答えられることが少なくて。そういうことを先輩たちに質問すると、「それはあそこから取り寄せるといいよ」とか「これはうちの在庫品でいうとこれだね」というようにすぐに回答をもらえるので、そういうところを自分で対応することが目標です。商品についてもっと勉強して、正確性を損なわないでスピードをあげていきたいです。

会社での働きやすさは、実際どうでしょうか?

有田:倉庫・配送の人や、営業の人と大きな隔たりが無くて、風通しが良いので話しかけやすくて働きやすいです。どうしても自分ではできない仕事もよく手伝ってもらえて、例えば倉庫で商品を確認するときに、どうしても自分では取れない高いところにあると、倉庫の人たちが「どうした、何を確認したいの」と声をかけてくれるんです。忙しそうにしていても、「これってどこにありましたっけ」と聞くと、みんな嫌な顔をしないですぐに教えてくれます。本当に隔たりが無くて、助け合う会社だと思います。

山本:私もそれは感じます。私は建築資材の知識が全くない状態で入社したのですが、わからないことを誰に聞いても、わかりやすく親切に教えてくれます。何も知らない新人でも入っていける環境が整っていると思います。また、有給が取りやすいことも働きやすいなと感じます。

お客様とのことで嬉しいことはありますか?

村澤:会ったことがなくても名前を覚えてもらえることです。私がたまたま電話を取ったお客様から「あ、村澤さん!ご無沙汰してます!」のように言っていただけて、私も「あ!ご無沙汰してます!」みたいなやりとりがよくあるんです。

事務は営業と違って担当のお客様がいるわけではないのですが、私の名前宛でファックスや電話が来ることもあります。会話のしやすさなのか、仕事の進め方なのか、何で覚えてくださっているかはわかりませんが、「覚えてもらえてるんだな」といつも嬉しくなります。

有田:私もそれは嬉しいです。「あ、有田さん!」というやり取りがなくても、「この方は声で私だとわかって話してるな」ってわかるんですよね。そういうなかで「いつものあれをよろしく」って言われたりして。

村澤:ありますよね、「いつもの」っていう注文(笑)。

有田:あと逆に、お客様がうまく思い出せない商品を私から「〇〇ですよね」って言うような場面もあります。私は今は入社して4年目なんですが、商品を覚えてきてようやくそんな風に自分からお客様をサポートできるようになってきました。

山本:私が嬉しいのは、お客様が急いでいる商品を何とか調整できたときです。こちらの本来の納期はお客様からすると厳しく、営業や倉庫・配送の方に協力してもらって、「なんとかこの日に届けられます」とお客様に伝えると、「助かる!ありがとう」って喜んでもらえるんです。そう言っていただけると、「調整できて本当に良かった」と思います。

青木:やっぱり日頃の関わりとか対応の仕方によって、人間関係を円満にしていけるんだなというのは常日頃思います。時々電話口でつっけんどんな言い方をされて落ち込むようなこともあるのですが、みんなきちんと対応しているので、私も初心に戻れるんです。

子育てをしながら働くことはできますか?

青木:3人の子育てをしながら仕事を続けることができています。家庭を持つ前は「結婚したら今まで通り仕事を続けられないかもしれない」と不安に思いました。でもここで働くことは好きなので、働き続ける可能性が残せるかどうかや、時短勤務やパートへの切り替えをしたほうがいいかを思い切って会社に相談をしました。すると「とりあえずこのままやってみたらどうだろう」と言ってもらえたんです。育児休暇から復帰するときも不安が大きかったんですが、「戻って来られるように考えているから、戻ってきてもらえる?待ってるから」と温かく言ってもらえ、すごくありがたくて。保育園に入れなくて仕事復帰が遅れても「大丈夫、待ってます」とか、急な子供の入院のときには「大丈夫だよ、こっちは任せておいて」などと言ってもらえて。

会社のみんなも、私が育児の急なことで仕事が休みがちになってしまってもサポートをしてくれたので、今まで続けることができました。色々迷惑をかけてしまっていますが、会社のみんなとの時間がすごく好きで、会社に来ることで気持ちが軽くなって仕事と家庭のバランスが取れるので、会社にいるときには私ができることを精一杯やることを心がけています。「戻って来れる職場があるんだ」と思えるのはすごく心強く感じています。

金子金物に興味を持ってくれた
学生・求職者の方へ

山本:私自身、新卒で入って建築資材の知識が無くてすごく不安な気持ちで入社したのですが、先輩たちの厚いサポートのもとで成長できる体制が整っているので不安は消えました。

見ての通りアットホームな会社ですし、ぜひ不安にならず一緒に働けたらと思います。

村澤:バリバリの文系出身の私でも働けているので、文系理系は関係無くチャレンジができる会社です。もともと建築資材の知識があって入社する人は少なくて、みんな1から学んでいきます。「昨日までは何に使うかわからなかった資材が、次の日にはわかるようになってくる」という学ぶ過程は面白いです。

日々新しい商品の在庫が増えていくので、長く働いても学びに終わりが無くて、挑戦し続けていける事が面白いかなと思います。ぜひ新しい人たちにも、一緒に挑戦していってもらいたいです。

青木:長く働いていくと、自分のことや家族のことなど色々な事情が起きてくると思います。そんなときは正直に相談をすると、続ける可能性を一緒に考えてくれる会社です。

女性が長く働けるかどうかはとても大切なことだと思うので、将来設計をしっかり考えたい人にとって金子金物は良い選択肢になるのではないかと思います。

有田:入社して、本当に人と人との風通しが良いと思いました。社会人になる前の私の勝手なイメージでは、会社での人間関係は部署ごととか、年齢が離れた上司と部下の関係がギスギスしていて気を付けなきゃいけないものだと思っていたんです。でも金子金物は年齢や部署に隔たりが無くて、人間関係に不必要な緊張がありません。

もちろんマナーや礼儀はありますが、本来は無くていい緊張感が無いのはすごく働きやすいです。

青木:本当に壁は無いですよね。年齢の幅があるぶん、悩んでいることに良いアドバイスがもらえたり、ポジティブな考え方に切り替えさせてくれたりして。みんなとの関係が良いので、ここに来ると心がほぐれるんです。